順天堂大学医学部眼科学講座・デジタル医療講座の猪俣武範准教授らの研究グループは、コンタクトレンズ管理のiOSアプリケーション「コンタクトダイアリー」を新たに開発し、2020年2月に公開しました。コンタクトレンズは本邦で約1,600万人が使用していると推定されており、今回のアプリでコンタクトレンズに関する多くの情報をビッグデータとして収集・解析することにより、眼不快感の原因を明らかにすることを目指しています。
「コンタクトレンズ装用時の眼の不快感」とは?
コンタクトレンズの使用者は日本で約1,600万人と、総人口の約1割がコンタクトレンズを使用していると推定されております。しかしながら、装用者の約半数でコンタクトレンズ装用時に眼の不快感を感じています。この眼の不快感は日常生活の質を低下させ、コンタクトレンズ装用を中断する最大の原因となっています。
「コンタクトダイアリー」とは?
「コンタクトダイアリー」は、コンタクトレンズの適正使用と管理に役立つ、順天堂大学医学部眼科学講座・デジタル医療講座によるビッグデータ収集の基盤となる医学研究アプリケーションです。コンタクトレンズ装用による眼不快感の症状の見える化と不快感の原因分析を行うことを目的として開発されています。